大雨の日、予定の時間よりも
一時間早く着いてしまいました。

初めての場所ですので
駅の近くに何があるかもわからなかったのですが

大雨ということもあって喫茶店を探していると
駅の並びに二軒ありました。

一店目はガラス張りでカウンター席のお店でした。
大雨なので近くに入ればいいのですが

なんとなくここじゃないと思い
少し離れた
中の見えない歴史のありそうな喫茶店に
入りました。

店内は間接照明で薄暗く、
大雨の影響かお客さんは誰もいませんでした。

コーヒーの種類が手書きで何種類も
書いてあって中年の女性が一人でやっているような店でした。

約束の時間まで一時間あったのと
お昼も食べていなかったので

ポークジンジャーと
食後にブレンドを頼みました。

こういう時に、
メニューに書いてある種類のコーヒーが
わかるようになっていれば
格好いいとも思うのですが・・・
こういう知識は何時仕入れるものなのでしょうか

そして読書しながら待っていると

時折ジャーという音が聞こえ

出てくると、普通といえば普通なのですが
付け合わせを丁寧に作っている
ポークジンジャーでした。

大雨の中一時間待たなければならないので
ゆっくり食べて
その後
ゆっくりコーヒーを飲んでいると

お店の人は取り立てて
愛想がいいわけではないのですが

柿を剥いてもって来て
「もしよかったら」
と伝票と一緒に柿を置いていってくれました。

傍からみたら
大したことではないのかもしれませんが

私は吃驚してしまいました。

いわばサービスをしてくれたのですが
そもそもメニューに柿はないし、

私はその店に初めていって
そもそもその駅に初めて降りたのですから
又来店するかどうかもわかりません

私も何かしらサービスを受けたことはあるのですが
サービス券があっただとか
知り合いであるとか
常連だとか
大量に注文したとか
お店側に不手際があったりとか
子供連れだとか

何かしらの要素が働いて
プラスアルファを受けてきたのに

なぜ?と思ってしまったと同時に
自分自身は見ず知らずの人には
やさしくしないということだけが
わかってしまいました。

そもそも、その人はそれが普通なのでしょう。
そういう風にお客さん接し、コーヒーを入れてきたのでしょう。

吃驚した自分が
恥ずかしくなってしまいました。

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